高脂血症の治療法

 

高脂血症は将来、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化などの病気も併発する可能性があるため、そうならないように治療を行なう必要があります。高脂血症の治療は、食事や生活習慣を改善することから始めます。

 

高脂血症の治療でまず行なうのが食事療法で、日常摂取する食事の脂質や糖質、エネルギーを制限することが中心となります。高脂血症の治療には運動療法も大切で、運動を生活に取り入れることにより脂肪の代謝を促進してエネルギーの消費量を高めて肥満の予防、解消を目指します。

 

また、お酒やタバコ、ストレスなども高脂血症の原因になると言われているので、ストレスをためない生活を心がけ、禁酒・禁煙をするということも高脂血症を治療するためには必要です。一口に高脂血症と言っても、高コレステロール血症と高中性脂肪血症とでは治療の方法がことなりますから、自分で勝手に行なわず医師や栄養士と相談して治療を続けるようにしましょう。

 

食生活や生活習慣を改善したり、運動を取り入れたりしても高脂血症の症状が改善されない場合には、内服薬を使っての治療が開始されます。内服薬を使っての高脂血症の治療は、根本的な治療ではなく治療をやめるとコレステロールや中性脂肪の数値が元に戻ってしまうので、薬と平行して食事療法、運動療法、規則正しい生活は続ける必要があります。